解説【切れ角アップのしくみ】

切れ角を制限している要素は、ステアリングギアボックスとナックル、さらにタイヤとボディの干渉の3つになります。HYPER KNUCKLE KIT及びSUPER KNUCKLE KITは根本的な原因となるステアリングギアボックスとナックルの2つの要素を変更し、切れ角を大幅にアップします。

■ステアリングラック移動量アップ

車の前輪は、ハンドルを切るとステアリングギアボックスに入っているラックが左右に移動し、このラックがタイロッドを押したり引いたりする事でタイヤが左右に切れますので、ここに手を加え、ラックの左右への移動量を増やすのが、一番手軽な切れ角アップの方法です。
ハンドルをいっぱいに切ったときには、タイロッドの太い部分がステアリングギヤボックスに当たって止まるようになっており、これがステアリングラック側の切れ角の限界となります。
そこで、タイロッドとラックの間にアダプターとスペーサーをはさむと、その分ラックの移動量が増え、切れ角がアップします。

■ナックル側タイロッド接合部オフセット

ノーマルのナックルの場合、ステリングギアボックス側での切れ角の限界に合わせて、ナックルがロアアームのストッパーに当たるように設計されており、ステリングギアボックス側で切れ角アップをする場合はストッパーを削る等の加工が必要でした。
HYPER KNUCKLE KIT及びSUPER KNUCKLE KITはナックルのタイロッド取付アームを外側にオフセットする事によりナックルとストッパーとのクリアランスが増えており、ステアリングギアボックス側で増えた切れ角に十分対応できます。