解説【ロールセンターとは?】

■ロールセンターについての理論

ノーマル状態
ロールセンターとは、車がロールする際の中心で、サスペンションの上下アームのそれぞれの延長線の交点とタイヤの接地面中央を結ぶ線上の車体中心線上にあります。
ロールセンターは通常、車の重心より下にあり、重心とロールセンターの距離が車の基本ロール量を決定します。(重心とロールセンターの距離が長い程ロール量が大きくなります)

車高ダウン
車高を落とした場合、重心も下がりますがそれ以上にロールセンターも下がります。このことによって、車高ダウンをする事で基本ロール量を増大させてしまいます。通常は車高ダウンを行なう際にサスペンションのスプリングレートを上げるので、一見ロール量が減ったように感じますが、実はサスペンション構造そのものが持つ性能を下げる事になっています。

ロールセンター補正
そこで、サスペンションのロアアームの取り付け位置を変更する事でロールセンターを上げ、理想のロールセンター位置に近づける事が出来、サスペンションが持つ本来の性能を発揮する事が可能になります。

■ロールセンターの補正

シルビアのフロント側ロールセンターを補正する上でネックとなるのが、ナックル側のロアアーム取り付け穴が外側(ブレーキローター側)に向かって斜めに傾斜している事です。これにより、単純にロアアームの取り付け部分にスペーサーを装着したりボールジョイントを延長する方法では、ロアアームがブレーキローターに干渉してしまうので、補正量が少なかったり、ブレーキローターを外側にオフセットさせる加工が必要になるなど、有効な手段が有りませんでした。
HYPER KNUCKLE KIT及びSUPER KNUCKLE KITではロアアーム取り付け部分を垂直に下げる事でブレーキローターに干渉する事無く、必要かつ十分な補正量を確保しています。
また、HYPER KNUCKLE KIT及びSUPER KNUCKLE KITはどちらも装着するだけでロールセンターが20mm補正されますが、HYPER KNUCKLE KITはナックル本体が上下分割式となっており、専用スペーサーを挟み込む事で最大40mmまでロールセンターを任意に補正する事が可能です。ロールセンターを補正する事で本来のサスペンションの性能を発揮し、ステアリングにダイレクトに応えるクィックなハンドリングを実現できます。